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先輩投資家に言われた、
「ではこの1年を、自分の力で満室にするスキルを学ぶ1年にしてみてはいかがですか?」
この言葉は正直、予想外のアドバイスでした。
確かにそうです。私はそれまで、比較的利回りが低くとも
築浅で、駅チカの物件しか目が行っていませんでした。
ですので、これまで多少の空室はあったものの、1カ月から2カ月で
入居者が決まるという恵まれた状況が続いていました。
「自分の力で満室にするスキル」
私には持っていませんでしたね。
今後、サラリーマンを卒業し、不動産経営者として歩んでいく人生の中で、
「自分の力で満室にするスキル」は、必要な技能に違いありません。
先輩投資家のアドバイスを聞き、チャンレンジすることを決めたのでした。
時同じくして、2014年4月ごろ、ある金融機関の融資情報が入ってきました。
それは、S県にある銀行の話でした。
不動産投資に積極的なS銀行(仮にS1銀行とします)ではなく、
別のS銀行(仮にS2銀行とします)でした。
S1銀行さんは、サラリーマンを対象に、不動産を担保にとる大型の不動産投資ローンを
積極的に行っています。ところがここ半年ほど前から、その基準が少しづつ厳しくなって
来ていました。具体的には、「築古の物件には融資しない方針」になりつつありました。
そこに目をつけたのかどうか分かりませんが、S2銀行さんが
「築古の物件にも融資を付け始めている」という情報でした。
このS2銀行さんの動向は、私にとっては朗報でした。
空室の多い築古の物件を安く購入することができるかも知れない、
S2銀行さんからの融資で。
私の次なる、戦略が明確になりました。
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