「財布の習慣」に関する本は沢山出版されています。ベストセラーの本も沢山あります。その中の一冊を遅ればせながら読ませていただきました。
【一瞬で金運がアップする財布の習慣】佐藤伝 (学研パブリッシング)
見開き2ページで、ひとつの教えが書かれており、非常に読みやすい本です。
49の財布に関する教えは、ひとつひとつ納得できる項目で、いかに「お金」「財布」を愛することが大切かが書かれています。
年齢×1000円を入れておく (P16)
貯蓄専用口座を持つ (P66)
ストーリーのある買い物をする (P82)
「消費・浪費・投資」のどれかを考えて使う (P84)
中でも最も心に残った一節をご紹介いいたします。
「足ることを知る」という章で引用されていた釈迦が説いた知足の精神について。
「知足の者は、貧しいといえども富めり、不知足のものは、富めりといえど貧し」
足りないものを数えるのではなく、「あるもの」にフォーカスできる人こそが本当のお金持ちであるという考え方です。
私は、東京オリンピックの最終プレゼンテーションの義足ランナー佐藤真海選手のスピーチを思い出しました。
私は目標を決め、それを越えることに喜びを感じ、新しい自信が生まれました。そして何より、私にとって大切なのは… 私が持っているものであって、 私が失ったものではないということを学びました。 私はアテネと北京のパラリンピック大会に出場しました。スポーツの力に感動させられた私は、恵まれていると感じました。2012年ロンドン大会も楽しみにしていました。しかし、2011年3月11日、津波が私の故郷の町を襲いました。6日もの間、私は自分の家族がまだ無事でいるかどうかわかりませんでした。そして家族を見つけ出したとき、自分の個人的な幸せなど、国民の深い悲しみとは比べものにもなりませんでした。
吾唯足知(われ ただ たるをことを しる)
しっかり胸に刻んでおきたい言葉です。
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