推奨本の紹介です。
名古屋出張のため新幹線に乗り込む前、少し時間がありましたので書店で時間をつぶしておりました。
一冊の平積み本が目に飛び込んできました。
「遅読家のための読書術」(著・印南敦史) ダイヤモンド社
「遅読家」? まぎれもなく私のことだ! そう思い衝動買いしてしまいました。
私は、本を読むことは好きですが、とにかく読むのが遅いです。その遅さに劣等感すら感じていました。本屋さんやネット書店でいい本を見つけるとすぐに購入したくなるのですが、自宅の机の上には未読の本が山積み。「あの本を読み終えてからだ」と自分に言い聞かせて、購入したい気持ちを日々抑えこんでおりました。
そんな私が、タイトルに惹かれて、即買いさせていただきました。
ただ、忘れてならないのは、読書においては「読者」が主人公だということ。どんな本を読むときでも、「ありがたいお話を一言一句たりとも聞き逃すわけにはいかない!」という気持ちできなく、もっと自分本位でわがままに本と向き合っていただきたいのです。(P116より)
そう著者印南敦史氏は語ります。
私はこれまで、書かれた作家への尊敬の念、また読書により少しでも高い知識を得たいという欲求感で、楽しいはずの読書の時間が少し緊張した時間になっていました。
「もっとわがままでいいんだ、読者が主人公でいいんだ」私の心にはなかった発想でした。
そしてあとがきは、こんな言葉で〆られていました。
「13歳のときの気持ちを決して忘れない」(中略) 僕は「13歳のときの気持ち」を思い出すようにします。じれったい思いをしながらも、ワクワクしながらページをめくることに夢中になっていた、あのときの気持ちです。(P204)
13歳のワクワク感をいつまでも持ち続けたいです。
本に対する考え方が大きく変わった一冊でした。諸先輩方の書籍をこれからも沢山読んでいきたいと思います。
余談ですが、私の息子は現在13歳です。(笑)
遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣
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