たまにはミクロではなくマクロに話を。
日本の人口は2008年をピークに減少を始めています。今後少しづづ人口は減り続け2050年には1億人を下回ると言われています。一方世帯数はどうでしょうか? 世帯数はまだ若干増え続けていましたが、ついに2015年がピークになりその後減少するのではと言われています。
みなさんも協力されたと思いますが昨年実施された国勢調査の結果でまとまる2015年の世帯数が史上最高になるのではというのが国立社会保障・人口問題研究所の予想です。
そんな人口減少国「日本」。
「日本で不動産投資をするのはリスクが高い」とおっしゃる方がいます。ある意味正しいと思います。
しかし、人口減少国日本で今後発展していく産業は何でしょうか?
「シニアビジネス」ですか?人口に対する高齢者の割合は増えるかもしれないですが、高齢者の人数が増えるわけではありません。最も人口減少のタイミングが遅い65歳以上の高齢者人口も、間もなく伸びが鈍化いたします。そして2040年以降は団塊ジュニアも寿命を迎え、高齢者の数も減っていきます。
人口減少は、不動産業だけが直面される問題ではないのです。
日本全体、社会全体の、国家レベルの課題です。
数年後、全ての産業で顧客の減少、そして人手不足が問題化するでしょう。
全ての業種がその痛みが伴うこととなります。
かつて経済成長を遂げた国で、人口減少後も成長し続けた国はありません。
日本がそのモデル国のなれるかどうかは、現代を生きる私たちの力にかかっています。
日本の人口が9000万人台となっても、ほぼ全員が住居にお住まいになります。
需要がなくなるわけではありません。
新しい国づくりを考えなければならないと思います。
そんな使命感をもって不動産に関われることに喜びを感じたいですね。
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