今日は、海外不動産の話題です。
数年前に海外不動産投資でブームで注目された、マレーシア・ジョホールバルについてです。
「ジョホールバルで不動産バブル崩壊の兆しか?」
数年前、「深圳の次はジョホールバルだ!」と世界のマネーがジョホールバルに集まりました。
それは隣の国シンガポールとマレーシア・ジョホールバルが計画したイスカンダル計画によるものです。
シンガポールから車で30分。国境を超えるだけで家賃と物価が三分一になるというジョホールバルを大開発する計画です。
大げさないい方をすると、「それまでジャングルだったところを開発して新しい街を一つ作り上げる」という国家プランです。
イスカンダル計画によって、シンガポールの富裕層がジョホールバルの大豪邸を購入していきました。
同時に世界の富裕層の投資マネーがジョホールバルに集まっています。
そんな中、「イスカンダルで不動産バブル崩壊の兆し」(?)
マレーシアの国家不動産情報センター(Napic)がこのほど発表した2014年の年次報告書で、ジョホールバルでの不動産の供給過剰状態が明らかになりました。
報告書によりますと、ジョホール州では今後数年間のうちに、住宅戸数が現在の約1.5倍まで増加する予定。ジョホール州の住宅戸数は、昨年末の時点で71万9,421戸。現在、建築中の住宅は14万2,567戸。未着工の計画供給戸数は19万3,271戸。合わせて33万5,838戸の新規供給が決まっている。これは現在の総戸数の46.7%となるということです。
また報告書によりますと、ジョホール州では昨年だけで住宅1万3,690戸が新規供給されたが、約26%に当たる3,572戸が売却できていないとのことです。
私はこれまで何度かジョホールバルに渡っていますが、行くたびに街の姿が変わっていくことを実感しています。
新しい建物が建築され、近代都市に生まれ変わっています。
その姿は高度経済成長期の日本の姿を見ているようです。
さて、これからどれだけの人が、どれだけの企業が、ジョホールバルに参入するかに「街の運命」が掛かっています。
すでにレゴランドはオープンし、世界中から家族連れが集まっています。
この春大手石油会社の工場がオープンし、数千人の労働者がジョホールバルに入りました。
2018年には、ジョホールバルとシンガポールを結ぶ鉄道が開通いたします。
2020年までには、クアラルンプールとジョホールバルを結ぶ新幹線計画が進められています。
ハードが揃いつつある新しい街に、ソフトと人材がどれだけ育つかが、イスカンダル計画の今後を左右することでしょう。
余談ですが、最近は教育機関もジョホールバルに進出し、マルボロカレツジのように世界の有名学校が開校しています。そこに通う日本人の数が増えています。そうすると、日系企業も進出するわけです。
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