「資産形成の達人になる」
こう聞けば、「様々な投資を駆使して資産を増やしていくスペシャリストになる」と理解されるかもしれません。今日はそんな投資テクニックの話ではなく、マインドの話をさせていただきたいと思います。
全てには周期というものがあります。宇宙にも周期がありますし地球にも周期があります。そして私たち人間の人生、一生にも周期があります。
その周期の中で、あなたは今どこにいると思いますか?
人間の人生で、資産人生というものがあるとするならば、4つの時代があると思っています。4つの時代とは次の4つです。
- 人物資産準備期
- 人物資産形成期
- 資産形成期
- 資産運用期
人物資産準備期
具体的にいうと、0歳から学生時代までの期間です。自分の人生を生きていく上で個人の「礎」を作る時代です、人格教育期間ですね。
人物資産形成期
社会人になって、20代30代中盤まで、結婚するまでの期間でしょうか。社会人としての自分自身のスキルを上げてご自身を磨き上げる期間です。実はこの期間が人生の中で一番大切な時間です。将来のご自身を作り上げるパワーを得る時期と言っていいかもしれません。この時期を頑張れるか頑張れないかでその後の人生は大きく変わります。
資産形成期
30歳後半から50代に掛けてです。いよいよご自身の資産を増やすための日々の努力を突き進むべき時期です。一生懸命働き、一生懸命頭を働かせ1円づつ資産を形成していきます。しかしこの時期に大切なことは「資産を浪費してはいけない」ということです。「会社でも多少肩書を持ち偉くなった」「収入も増えて生活に余裕ができた」「ちょっとした副収入も入ってきた」このような時期ですが、資産形成時期なのです。絶対に無駄をしてはいけません。必死で資産作りに務めないと次なるステージには進めません。
資産運用期
さあ、最後のステージです。一般的には50代以降でしょうか。ようやく、資産を運用できる時期に来ました。この時期になって少しの贅沢をされてください。奥様と豪華な海外旅行をされてもいいでしょう。お子さんやお孫さんに高価なプレゼントをされてもいいでしょう。つまりは資産運用期になってはじめて余裕ある生活が許されるのです。
資産形成の達人になる
それは、「資産を使えるのはまだまだ先のこと」ということを知っている人のことを言います。不動産投資家はまだまだ資産形成期を生きる人です。資産を使えるのはまだまだ先のことです。ライフスタイルを変えることなく、分相応の日々を送ろうではありませんか。
まだまだ先の話です。
これで充分です、今の私には。
この考え方は、私の尊敬する本多静六さんの教えによるものです。
興味ある方は、本多先生の書物を是非お読みくださいませ。
どの書籍も投資家のあたなに刺激を与えるはずです。